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Next Archive: 2006年10月

引越し

諸事情ありまして、引越ししました。
諸事情っつーのは、MTのバージョンアップを適当にやった結果、今のBlogを更新できなくなった、ってだけなんですけど。まあ、ちょっとひっそりとやりたいな、と思ってたので、ちょうどいい機会だと割り切って、倉庫になっていたサーバにドメインくっつけてみました。

当たり障りのないことを書いて、炎上しないBlogを目指します。

変わらない課題

高地のイエメン・ホームでの苦戦は予想されたけど、またか、という試合。
日本は、最終ラインから左右に開くまでのスピードが遅く、距離の長いパスを入れるので、イエメンの守備組織が対応する時間が出来る。イエメンも研究してきたのか、左のサントスは二人で前に壁を作り、右の加地に対しては一人がついてもう一人がカバーと、日本の選手のプレースタイルを意識して守っていたように見えました。いくら日本の基本戦術がスピードとパスワークを活かしていく、とはいえ待ち構えているイエメンに対して同じ手段で何度もチャレンジするのは、ザッパーでバキュラに挑むようなものですから(256発入れれば壊せるかもしれんけどなwww)。もっと他のルートを使えば、今塞いでいるバキュラは消えるかもしれないし、なによりソルを取り損ねますよ。

8ビットの話はこの辺にして日本代表の話に戻すと、監督の引き出しの数、手練手管に差はあるけれども、基本的に日本の課題は「組織力そのもの」ではなく、「引き出しの中身をいかに実践で効果的に使うか」という点で変わっていないなあ、と思っています。ここ最近、迷言と暴言と暴露話に華が咲いている川淵氏ですが、ジーコ路線の継承(どう考えてもオシ爺の引き出しが圧倒的に多いとは思うが)という発言は、あながち間違ってはいない(どれほど認識しているか、は別として)かなあ、と。

何度もこのサイトで書いてきたことだけど、いい戦術ってのはある状況に対して効果的だから、あるいは概ねの場合において効果的だと判断されるから評価されるのであって、同じことを何度もやれば相手も対策を考えてくるわけで、その対策十分なところに飛び込んでいくのは効果的ではありえない。オートマティズムも同じで、(オートマティズムとは)効果的なプレーの集積ではあるけど、ある局面で必ず使うとわかっているなら、もう効果的ではありえない(ネガティブなオートマティズム、とか言われてるみたいだけど)

それを意識したのかどうかわからないけど、動きの多さ、ポジションチェンジなどはどの選手も考えてプレーしてた(うまくいったかどうかは別として)気がします。イエメン戦はとりあえず勝ったわけで、次があるのだから、その辺をどうオシ爺が伸ばすのか、選手はどう受け入れて考えていくのか、楽しみではあるけれども。どうせ時間かかるし。

個人的に、組織自体を作ることよりも、組織がちゃんと動くことの方が重要だと思っています。例えば、組織形態そのものはザックリであっても、プロセス意識がしっかり共有されていれば運用は回ったりします(もちろん、組織がキッチリ規定されていることで、プロセスが固まることもあるとは思うけど)
左サイドとボランチの基本となる連携もあれば、そのポジションでプレーする選手だからこそのオートマティズムもあるはずだし、そこを「いかに効果的、効率的に作っていけるか」、「作り上げたオートマティズムをどの局面で、どんな効果を狙って使うか(もちろん、オートマティズムを使わない、という選択肢もある、ということ)」というのが、最終的な組織レベルそのものも押し上げるのではないか、と思います。
逆に、そういうプロセスを意識できる人間は、組織構成の要点を早くに理解してよいプレーをするんじゃないかな。